100円ショップのアイテムでつくる！デスク周りのツールスタンドDIY
はじめに
デスク周りが文房具やちょっとしたツールで散らかっていると感じることはないでしょうか。必要な時にすぐに取り出せず、作業効率が落ちてしまうことも少なくありません。市販のツールスタンドやペン立ては様々な種類がありますが、デスクのサイズや収納したいアイテムに合わせてぴったりのものを見つけるのは難しい場合もあります。
本記事では、100円ショップで手軽に揃うアイテムだけを使って、ご自身のデスクに最適なツールスタンドをDIYする方法をご紹介します。特別なスキルや大掛かりな工具は不要で、短い時間で完成させることができます。手軽にデスク周りを整理し、より快適な作業空間を作りましょう。
100円ショップアイテムでつくるツールスタンドの魅力
100円ショップのアイテムを使ったDIYの最大の魅力は、その手軽さとコストパフォーマンスにあります。
- 材料の入手の容易さ: 多くの店舗で様々な素材や形状のアイテムが手に入ります。複数の店舗を回る必要もなく、必要な材料を一度に揃えやすいです。
- 低コスト: 高価な材料費をかけることなく、気軽にDIYに挑戦できます。もし失敗しても、やり直しが容易です。
- 短時間での完成: 複雑な工程が少ないため、仕事の合間や週末の短い時間を利用して完成させることが可能です。
- カスタマイズ性: 組み合わせるアイテムや塗装、装飾を変えることで、用途や好みに合わせたオリジナルのスタンドを作成できます。
必要な100円ショップアイテム
基本的なツールスタンドを作成するために、以下のアイテムを参考に店舗で探してみてください。これらはあくまで一例であり、収納したいものやデザインに合わせて自由に組み合わせを変更できます。
- ベースとなる容器:
- 木製ボックス、木製トレイ
- プラスチック製の収納ケースやボックス
- 金属製の缶やメッシュボックス
- 陶器やガラスのカップ（割れ物に注意）
- 仕切り材:
- 薄い木材板、MDF材
- 厚紙、プラ板
- 竹串、割り箸
- 接着・固定材:
- 木工用ボンド
- 瞬間接着剤
- 両面テープ、グルーガン（必要であれば）
- 装飾・仕上げ材（オプション）:
- 水性塗料、アクリルスプレー
- 木目調やコンクリート調などのリメイクシート
- 千枚通しやキリ（穴あけに使う場合）
必要な工具は、カッターナイフ、ハサミ、定規程度です。複雑な加工は可能な限り避け、簡単なカットや接着で済むアイテムを選ぶことをお勧めします。
基本的なつくり方：木製ボックスをベースにしたツールスタンド
ここでは、複数の木製ボックスや木製トレイを組み合わせて、仕切り付きのツールスタンドを作る基本的な方法をご紹介します。
- デザインとレイアウトを考える:
- まず、収納したいペン、ハサミ、カッター、定規、USBメモリなどのアイテムをリストアップします。
- それらをどのように配置するか、必要な区画の数やサイズを考えます。
- 選んだ木製ボックスやトレイをデスクに仮置きして、全体のサイズ感を確認します。
- 材料を加工する:
- 選んだ木製ボックスやトレイが複数の場合は、土台となるものと、仕切りや高さを出すためのものに分けます。
- 仕切り材（薄い木材板など）を使う場合は、定規とカッターナイフを使って、作りたい区画のサイズに合わせてカットします。力を入れすぎず、複数回に分けてカットすると綺麗に切れます。
- 木製ボックス自体をカットして高さを調整したり、斜めにしたりすることも可能ですが、ここでは単純な組み合わせと接着を基本とします。
- 組み立てる:
- 木工用ボンドを使って、ボックス同士やトレイを接着します。接着面にボンドを薄く均一に塗り、しっかりと圧着させます。
- 仕切り板を設置する場合は、ボンドで所定の位置に固定します。必要に応じて、マスキングテープなどで仮止めしておくとずれません。
- 接着剤が完全に乾燥するまで、パッケージの指示に従って時間を置きます。十分な乾燥時間が強度を確保する上で重要です。
- 仕上げ（オプション）:
- 組み立てが完了したら、表面を滑らかにするためにやすりをかけると、塗装やシート貼りが綺麗に仕上がります。
- 好みに合わせて水性塗料やアクリルスプレーで塗装します。ムラにならないよう、薄く塗り重ねるのがコツです。
- リメイクシートを貼る場合は、空気が入らないように端からゆっくりと貼り進めます。余分な部分はカッターで切り取ります。
- 塗装やシート貼りを行わない場合でも、木材の風合いを生かしたシンプルな仕上がりも魅力的です。
応用・アレンジ例
基本的な構造に加えて、いくつかの応用アイデアでさらに機能的でデザイン性の高いツールスタンドを作成できます。
- 高さの異なるアイテムの活用: 高さが違うボックスや、カップ状のアイテムを組み合わせることで、ペンや定規、ハサミなど、丈の異なるアイテムをすっきり収納できます。
- 仕切り材の工夫: 厚紙を組み合わせたり、L字型にカットしたプラ板を使ったりすることで、細かいアイテム（クリップ、付箋など）用の小部屋を作ることも可能です。
- ケーブル収納の併設: 小さなボックスを横向きに接着し、側面に穴を開けることで、短い充電ケーブルやイヤホンを収納するスペースを設けることもできます。
- マグネット活用: 金属製のベースアイテムを選んだり、側面にマグネットシートを貼ったりすることで、マグネット付きのクリップやツールを貼り付けておく収納も実現できます。
- デザインの統一感: デスク周りの他のアイテム（例えば、以前DIYしたスマホスタンドや配線隠しなど）と素材や色を合わせることで、統一感のある空間を演出できます。リメイクシートは様々な柄があるので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
まとめ
100円ショップのアイテムだけでも、工夫次第でデスク周りの整理に役立つ、実用的で見た目にも満足できるツールスタンドを作成することができます。既製品では得られない、ご自身の用途にぴったりのサイズ感や仕切りを自由に設計できるのがDIYの醍醐味です。
今回ご紹介した基本的な作り方や応用例を参考に、ぜひ手軽な100均DIYに挑戦してみてください。ほんの少しのアイテムと時間で、デスク周りの使い勝手が見違えるように向上するはずです。整理された快適なデスク空間は、日々の作業効率を高める一助となることでしょう。