100円ショップのアイテムで作る!デスクが片付く多機能スマホスタンドDIY
はじめに
デスクワークを行う際、スマートフォンをどのように配置するかは作業効率やデスク周りの見た目に影響を与えます。着信確認や情報検索のために頻繁にスマートフォンを手に取る方も多いことでしょう。市販のスマホスタンドも多く存在しますが、求める機能性やデザイン、価格帯が合わない場合もあります。
そこで今回は、100円ショップで手軽に手に入るアイテムを活用し、デスク環境を快適にする多機能なスマホスタンドをDIYする方法をご紹介します。特別な工具や高度な技術は不要で、短時間で完成させることが可能です。100円ショップのアイテムだけで、実用的かつデスクがすっきり片付くようなスタンドを目指します。
準備する100円ショップアイテム
このDIYで主に使用する100円ショップのアイテムは以下の通りです。これらは一般的な100円ショップで広く取り扱われているものです。
- 木製キューブまたはブロック: 複数個(スタンドの土台や支えとして使用します。サイズはスマートフォンの大きさに合わせて選んでください。)
- L字金具またはコの字型金具: 2〜3個(スマートフォンを立てかける部分の支えとなります。)
- 木工用ボンドまたは強力接着剤: 各パーツを固定するために使用します。
- 滑り止めシートまたはフェルト: 少々(スタンドの底面に貼り付け、安定性を高めます。)
- 塗料またはニス(任意): お好みの色で塗装する場合に使用します。
その他、作業にあると便利なものとして、カッターナイフ、定規、鉛筆、小さなドライバー(金具を使用する場合)などが挙げられます。
手軽に作る!多機能スマホスタンドDIY手順
ここでは、木製キューブとL字金具を使ったシンプルな多機能スマホスタンドの基本的な作り方を説明します。
- 土台の配置を決める: 使用する木製キューブをデスクに並べ、スタンドの形や大きさを決めます。スマートフォンのサイズや、スタンドに持たせたい機能(小物置きスペースなど)を考慮して配置を調整してください。今回は、スマートフォンを立てかける部分と、その手前に小さな小物置きスペースを設ける構成を例に進めます。
- スマートフォンを立てかける部分を作成する: スマートフォンが凭れる部分の土台となるキューブに、L字金具を取り付けます。金具の片側をキューブの側面に、もう片側を上に向けた状態で接着またはネジで固定します。この金具がスマートフォンの下辺を支えることになります。木製キューブの間に溝を作るように配置し、溝に立てかける方法もあります。
- 各パーツを接着する: 配置を決めた木製キューブ同士、および金具を取り付けたキューブを木工用ボンドや強力接着剤でしっかりと接着します。接着剤の種類によっては乾燥に時間がかかるため、説明書に従い、しっかりと固定されるまで触らないようにしてください。複数のキューブを組み合わせることで、ペン立てやクリップ置き場などの小物スペースも同時に作ることができます。
- 滑り止めや装飾を追加する(任意): 接着剤が完全に乾燥したら、スタンドの底面に滑り止めシートやフェルトを貼り付けます。これにより、スタンドが滑りにくくなり、デスクへの傷も防止できます。必要であれば、好みの色で塗装したり、ニスを塗って仕上げたりする作業を行います。
- 完成と微調整: 塗装などが乾いたら、スマートフォンを置いて安定性や使い勝手を確認します。必要に応じて、金具の角度を微調整したり、追加でパーツを接着したりしてください。
ここがポイント:実用性を高める工夫
作成するスマホスタンドの実用性をさらに高めるための工夫をいくつかご紹介します。
- 充電ケーブル用の隙間: スマートフォンを立てかけたまま充電できるよう、スタンドの底辺部分や背面にケーブルを通すための隙間や穴を設けておくと非常に便利です。木製キューブの配置を工夫したり、金具の取り付け位置を調整したりすることで対応できます。
- 安定性の確保: スマートフォンを置いた際にぐらつかないよう、土台の接着はしっかりと行い、重心が安定するようにパーツを配置してください。大きめのスマートフォンを使用する場合は、土台を広めに取るなどの工夫が有効です。
- 小物入れスペースの追加: 前述のように、土台となる木製キューブの組み合わせ方次第で、ペン、付箋、クリップなどのちょっとした小物を入れておけるスペースを簡単に作ることができます。これにより、デスク上の細々としたアイテムを整理するのにも役立ちます。
応用・アレンジ例
今回の基本的な作り方をベースに、100円ショップの様々なアイテムを使って応用やアレンジを加えることができます。
- 素材の変更: 木製アイテムの代わりに、アクリル板、ワイヤーネット、プラスチックケースなどを土台として活用することも可能です。素材が変われば、よりクールでモダンな印象や、軽量で扱いやすいスタンドなど、多様なデザインが実現できます。
- タブレット対応: より大きなサイズのタブレットに対応させる場合は、使用する土台のサイズを大きくしたり、支えとなる金具やパーツを強度のあるものに変更したり、数を増やしたりすることで対応できます。
- デザインの変更: シンプルな塗装に加えて、マスキングテープやデコレーションシール、転写シートなどを使ってデザイン性を高めることも可能です。男性向けの落ち着いた色合いや、メタル調のアイテムを取り入れることで、より好みに合ったスタイルに仕上げられます。
まとめ
100円ショップで手軽に手に入るアイテムだけで、デスクワークに役立つ機能的で多機能なスマホスタンドを作成する方法をご紹介しました。難しい工程はほとんどなく、短時間で自分好みのスタンドを手に入れることができます。
このDIYは、デスク周りを整理し、スマートフォンの使い勝手を向上させるだけでなく、手軽にものを作る楽しさを体験できる良い機会となります。ぜひ100円ショップに立ち寄り、様々なアイテムを手に取って、オリジナルの多機能スマホスタンド作りに挑戦してみてください。デスク環境が少し変わるだけで、日々の作業効率や気分も向上することでしょう。