100円ショップアイテムで実現!壁に穴を開けない手軽な飾り棚DIY
はじめに
部屋の雰囲気を手軽に変えたい、お気に入りのアイテムを飾りたい、しかし壁に穴を開けるのは避けたいという場合、どのような方法があるのでしょうか。特に賃貸住宅にお住まいの場合や、DIYに多くの時間をかけられない場合、壁面を活用したディスプレイはハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし、身近な100円ショップのアイテムを活用すれば、壁を傷つけることなく、短時間で素敵な飾り棚を設置することが可能です。この記事では、100円ショップで手軽に揃う材料だけを使用し、壁に穴を開けずに設置できる飾り棚のDIYアイデアをご紹介します。特別な工具や高度な技術は不要です。手軽に空間をアップデートするためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
100円ショップアイテムで作る壁に穴を開けない飾り棚アイデア
ここでは、100円ショップのアイテムを組み合わせることで実現できる、壁を傷つけない飾り棚の具体的な作り方を2つのアイデアに分けてご紹介します。
アイデア1:突っ張り棒と板材を活用したミニシェルフ
クローゼット内などでよく使われる突っ張り棒ですが、短いタイプを組み合わせることで、壁面に簡易的な棚を設置できます。
準備するもの(全て100円ショップで入手可能):
- 突っ張り棒:2本(設置したい幅に合ったもの、ある程度太さがある方が安定します)
- MDF材や軽い木材の板:1枚(突っ張り棒の間隔に合う幅・奥行きで、飾りたいものの重さに耐えられる厚みのもの)
- 滑り止めシート:少量(棚の安定性を高めます)
必要な工具:
- 特にありません。板材のサイズが合わない場合は、のこぎりが必要になることがありますが、購入時にサイズを確認するか、店舗のカットサービスなどを利用できる場合もあります。
作り方:
- 飾り棚を設置したい場所の幅を確認し、それに合った長さの突っ張り棒を2本用意します。
- 突っ張り棒を、床に対して水平になるように壁にしっかりと固定します。設置する高さや、棚の奥行きを考慮して、2本の突っ張り棒の間隔を調整してください。この時、突っ張り棒がぐらつかないよう、可能な限り力を入れて固定することが重要です。
- 用意した板材を、2本の突っ張り棒の上に載せます。板材が突っ張り棒の全長にわたってしっかりと乗るように配置してください。
- 板材の上に、滑り止めシートを敷くことで、飾るものが滑り落ちるのを防ぎ、棚全体の安定性も少し高まります。
ポイント:
- 突っ張り棒の耐荷重には限界があります。重すぎるものは載せないでください。パッケージなどで耐荷重を確認することをお勧めします。
- 壁紙の種類によっては、突っ張り棒の設置箇所に跡がつく可能性があります。目立たない場所で試すか、マスキングテープなどで保護してから設置すると良いでしょう。
- 複数の突っ張り棒を平行に設置し、その上に長い板を載せることで、よりワイドな棚を作ることも可能です。
アイデア2:ワイヤーネットと粘着フックで吊るすディスプレイ棚
ワイヤーネットと各種パーツを組み合わせることで、柔軟な形状のディスプレイエリアを作成できます。粘着フックを使用するため、壁に穴を開ける必要がありません。
準備するもの(全て100円ショップで入手可能):
- ワイヤーネット:1枚または複数枚(設置したいサイズや形状に合わせて選びます)
- 粘着フック:複数個(ワイヤーネットのサイズや重さに応じて、しっかりと壁に固定できる耐荷重のあるものを選んでください)
- 結束バンド:少量
- ワイヤーネットに取り付け可能な小物入れやラック、フックなど:必要な数
必要な工具:
- ハサミやニッパー(結束バンドを切断するため)
作り方:
- ワイヤーネットを設置したい壁面に、粘着フックを取り付けます。ワイヤーネットの四隅や辺の中央など、バランスよく複数個配置し、ワイヤーネットの重さを分散させるようにすると安定します。フックの耐荷重と、壁面の材質に適しているかを確認してください。
- 粘着フックにワイヤーネットを引っ掛け、壁に固定します。
- ワイヤーネットの格子を利用して、結束バンドで小物入れやラック、フックなどを好きな位置に取り付けます。
- 取り付けた棚やフックに、飾りたいものや収納したいものを配置します。
ポイント:
- 粘着フックは、壁面の汚れや油分をしっかりと拭き取ってから取り付けることで、本来の粘着力を発揮します。
- ワイヤーネットや取り付けるパーツの総重量が、使用する粘着フックの合計耐荷重を超えないように注意が必要です。
- 複数のワイヤーネットを結束バンドで連結することで、より広い範囲をカバーしたり、立体的な構成にしたりすることも可能です。
- S字フックなどを活用すれば、鍵やアクセサリーなどを「吊るす収納」として活用できます。
応用とアレンジのヒント
作成した簡易飾り棚は、そのまま使用するだけでなく、少し手を加えることでより魅力的な空間にすることができます。
- 色彩のアレンジ: MDF材や木材の板は、水性塗料や木材用ステインで好みの色に塗装することが可能です。シックなダークカラーや、部屋のアクセントになる色を選ぶことで、雰囲気を大きく変えることができます。また、ワイヤーネットも専用の塗料で塗装できる場合があります。
- 機能性の追加: 突っ張り棒やワイヤーネットに、マグネットシートやコルクシートを貼り付けることで、メモや写真などを簡単に貼り付けられる掲示スペースとしても活用できます。
- 場所を変えて活用: これらのアイデアは、リビングだけでなく、玄関の鍵置き場や、キッチンの調味料ラック、洗面所の小物置きなど、様々な場所に応用できます。各場所のニーズに合わせて、突っ張り棒の長さやワイヤーネットのサイズ、取り付けるパーツの種類を調整してください。
- 飾るアイテムの工夫: シンプルな棚でも、飾るもの次第で印象は変わります。お気に入りのフィギュア、小さな観葉植物、時計、本、写真などをバランス良く配置することで、個性的なディスプレイ空間が完成します。特に、男性らしい無骨なデザインの小物や、実用的なアイテム(例えば、おしゃれなペン立てや、ツール風のオブジェ)を飾ると、部屋全体の雰囲気に統一感を持たせやすくなります。
まとめ
仕事で忙しい日々の中でも、部屋の小さなスペースを自分好みに整えることは、気分転換になり、心地よい空間を作る上で有効です。今回ご紹介した飾り棚のDIYは、100円ショップで全ての材料が手軽に揃い、特別な工具やスキルなしに短時間で完成させることができます。
壁に穴を開ける心配がないため、賃貸にお住まいの方でも気軽に挑戦いただけます。小さな飾り棚一つでも、お気に入りのアイテムを飾ったり、頻繁に使う小物を置いたりすることで、日々の生活に小さな変化と彩りをもたらすことができるでしょう。ぜひ、これらのアイデアを参考に、手軽な100円ショップDIYで、より快適でパーソナルな空間作りを楽しんでみてください。