100円ショップのアイテムでつくる!空いたスペースに置ける手軽なマガジン&ファイルスタンドDIY
部屋の片隅を有効活用する手軽なDIY
日々の業務に追われ、まとまった時間を確保することが難しい中でも、生活空間を快適に整えたいと考える方は少なくありません。特に、デスク周りやリビングなど、気づけば増えてしまう雑誌や書類の整理は、頭を悩ませる課題の一つです。床のちょっとした空きスペースを有効活用できる収納アイテムがあれば便利ですが、既製品を探したり購入したりする手間も避けたいところです。
本記事では、100円ショップで手軽に入手できるアイテムのみを使用し、短時間で完成するマガジン&ファイルスタンドのDIY方法をご紹介します。特別な工具や技術は不要で、どなたでも簡単にお取り組みいただけます。このスタンドは、散らかりがちな雑誌や書類を立てて収納できるだけでなく、デザインをシンプルに仕上げることで、様々なインテリアに馴染みやすく、実用的な空間づくりに貢献します。
100円ショップアイテムでつくるマガジン&ファイルスタンド
このDIYで主に使用するのは、加工が容易で組み合わせの自由度が高いワイヤーネットと、それらを固定するための結束バンドです。これらは100円ショップで様々なサイズや色で販売されており、手軽に入手できます。
必要な材料
- ワイヤーネット:お好みのサイズを数枚(例:30cm×40cmを3枚程度)
- 結束バンド:適量(約20〜30本)
必要な工具
- ニッパーまたはハサミ(結束バンドの余分な部分を切るために使用します)
作り方
- 基本構造の組み立て: まず、ワイヤーネットを組み合わせてスタンドの基本となる箱状の形を作ります。例えば、底面となるワイヤーネット1枚と、側面の壁となるワイヤーネット2枚(または3枚)を用意します。ワイヤーネットのサイズは、収納したいもののサイズや設置場所に合わせて調整してください。
- 結束バンドでの固定: 組み合わせたワイヤーネットの接続部分を、結束バンドで固定していきます。ワイヤーの交差部分に合わせて結束バンドを通し、しっかりと引き締めて固定します。各辺に対して数カ所を固定することで、全体の安定性が増します。特に負荷がかかりやすい底面と側面の接合部分は、結束バンドの間隔を狭くして多めに固定するとより丈夫になります。
- 余分な結束バンドの切断: 結束バンドを固定し終えたら、飛び出している余分な部分をニッパーまたはハサミで根元から丁寧に切断します。これにより、見た目がすっきりし、安全に使用できるようになります。
製作のポイント
- サイズの選択: 収納したい雑誌やファイルの厚み、高さに合わせてワイヤーネットのサイズを選ぶことが重要です。A4サイズのファイルや雑誌を収納する場合は、それらが収まる適切なサイズのワイヤーネットを選びましょう。
- 安定性の確保: 底面が広めのサイズを選ぶか、底面のワイヤーネットを追加で補強することで、スタンドが倒れにくくなります。
- 結束バンドの締め方: 結束バンドはしっかりと締め付けないと、スタンドがぐらつく原因となります。しかし、あまり強く締めすぎるとワイヤーネットが変形する可能性もありますので、力加減に注意してください。
応用とアレンジのヒント
今回ご紹介した基本的な構造を元に、さらに使いやすく、または見た目を好みに合わせてアレンジすることが可能です。
- 複数連結する: 同じスタンドを複数作成し、結束バンドで横に連結することで、収納量を増やしたり、長さのあるスペースにフィットさせたりできます。
- 色を変える: ワイヤーネットや結束バンドには様々な色が販売されています。また、金属製のワイヤーネットであれば、スプレー塗料で好みの色に塗装することも可能です。部屋の雰囲気に合わせたカラーリングで、オリジナリティを加えることができます。
- 底面シートの追加: スタンドの底面に、100円ショップで売られている布やカッティングシートを敷くことで、収納したものが傷つくのを防いだり、見た目を整えたりできます。
- キャスターを取り付ける: 底面の四隅に小型のキャスターを取り付けると、移動が楽なキャスター付きスタンドになります。掃除の際などに便利です。
- フックなどの追加: 側面のワイヤー部分にS字フックやワイヤークリップを取り付ければ、ペンやメモ帳などの小物を吊り下げて収納することも可能です。
まとめ
100円ショップのアイテムだけで手軽に作れるマガジン&ファイルスタンドは、忙しい日々の中でも、自宅の空間を少しだけ快適にするための一歩となります。特別なスキルや時間を必要とせず、身近なアイテムで実用的な収納アイテムが実現します。
このDIYを通じて、散らかりがちな雑誌やファイルをすっきりと整理し、デスク周りやリビングの片隅を有効活用してみてはいかがでしょうか。部屋が片付くことで、心も軽やかになり、仕事や趣味への集中力も高まることでしょう。ぜひ、週末などの少し空いた時間にお試しください。