100円ショップのアイテムでつくる!手軽なCD・DVD・ゲームソフト収納スタンドDIY
増え続けるCDやDVD、ゲームソフトの収納は、部屋の整理において一つの課題となりがちです。特にデスク周りやリビングの限られたスペースでは、効率的かつ見た目にも配慮した収納方法が求められます。高価な収納家具を導入するのはハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、100円ショップで手軽に揃えられるアイテムを活用し、短時間で完成できるCD・DVD・ゲームソフト収納スタンドのDIYアイデアをご紹介します。特別な工具や高度なスキルは不要で、誰でも気軽に挑戦できます。
100円ショップアイテムで実現するメディア収納の魅力
100円ショップのアイテムは、その手頃な価格だけでなく、多様な素材やサイズ、形状のものが揃っている点がDIYに適しています。木材風のボードやプラスチック製のケース、金属のワイヤーネットなど、目的に合わせて様々な組み合わせが可能です。
今回の収納スタンドDIYでは、主に木材系のアイテムを使用することで、温かみのある、落ち着いた雰囲気に仕上がることを目指します。もちろん、材料を変えればモダンな印象にすることも可能です。
手軽な収納スタンドDIY:必要な材料と作り方
ここでは、シンプルで汎用性の高い収納スタンドの作り方をご紹介します。使用するアイテムは、どこの100円ショップでも手に入りやすいものです。
準備するもの(例)
- MDF材や木板(厚みがあり、ある程度強度があるもの):数枚
- 木工用ボンドまたは釘、木ネジ
- (必要に応じて)カッター、ノコギリ
- (必要に応じて)定規、鉛筆
- (必要に応じて)ヤスリ
- (必要に応じて)塗料やワックス
使用するMDF材や木板のサイズと枚数は、作りたいスタンドの大きさや段数によって調整してください。CDケースの幅は約14cm、DVD/ゲームソフトケースの幅は約13.5cm程度です。これらのサイズを参考に、収納したいメディアの種類に合わせて内寸を設計すると良いでしょう。
作り方の手順
- 材料のカット(必要な場合):
- 購入した木板が希望するサイズでない場合は、カッターやノコギリを使用して必要な長さにカットします。スタンドの底板と、メディアを立てかけるための背板、そして仕切り板になる部分を準備します。メディアの高さに合わせて背板の高さを決めます。
- カッターを使用する場合は、何度か刃を入れて溝を深くしていくと綺麗に切ることができます。木材の種類によってはノコギリの使用が推奨されます。
- 組み立て:
- カットした木材を組み合わせて、スタンドの形を作ります。木工用ボンドを使用する場合は、接着面に均一に塗り、しっかりと圧着します。可能であればクランプなどで固定し、指定された時間だけ乾燥させます。
- より強度を求める場合や、すぐに使用したい場合は、細い釘や木ネジを使用するのも一つの方法です。この場合、下穴を開けてからネジを締めると木材が割れにくいです。
- 仕上げ:
- 組み立て後、切断面や角が気になる場合はヤスリで滑らかにします。
- 必要であれば、お好みの塗料やワックスで着色します。木目を活かしたクリア塗装や、部屋の雰囲気に合わせたダークトーンの塗装など、様々な選択肢があります。塗装することで耐久性も向上します。
- 完全に乾燥させれば完成です。
応用とアレンジのヒント
この基本的なスタンドをベースに、様々な応用やアレンジが可能です。
- サイズの調整: CD専用、DVD専用、ゲームソフト専用など、収納したいメディアの種類や枚数に合わせて幅や高さを自由に変更できます。ブルーレイや薄型のゲームケースなど、異なる厚みのメディアに合わせて内側の仕切り幅を調整するのも良いでしょう。
- 複数連結: 同じものを複数作成し、横に連結することで大容量の収納スペースを確保できます。連結は木工用ボンドや短い木ネジで行います。
- デザインの変更: 背板の高さを変えたり、側板の形状を工夫したりすることでデザインに変化をつけられます。例えば、敢えて背板を低くしてメディアの上部が見えるようにするなど、ディスプレイ要素を強めることも可能です。
- 追加機能: スタンドの下に薄いフェルトを貼ることで、設置場所を傷つけにくくすることができます。また、軽量なアイテムであれば、壁に取り付け可能なフックと組み合わせることで壁掛け収納としても活用できます。
- 素材の組み合わせ: 木材だけでなく、ワイヤーネットやプラスチックケースなど、他の100円ショップアイテムと組み合わせてみるのも面白いでしょう。例えば、ワイヤーネットで背面や側面を作り、木板を棚板として使用するなど、異素材ミックスでモダンな印象にすることも可能です。
まとめ
100円ショップのアイテムだけで、手軽にオリジナルのCD・DVD・ゲームソフト収納スタンドを作成できます。必要な材料は安価で簡単に手に入り、作業時間もそれほどかかりません。
完成したスタンドにコレクションを並べることで、散らかりがちなメディアをスッキリと整理できるだけでなく、お気に入りのタイトルをいつでも手に取りやすい状態に保つことができます。デスク周りやテレビの脇、本棚の隙間など、ちょっとしたスペースにぴったりの収納を、ぜひこの機会にDIYで実現してみてはいかがでしょうか。手軽な一歩が、お部屋の快適さを向上させることに繋がります。