100円ショップアイテムで作る！壁面を有効活用する有孔ボードDIY
はじめに：壁面収納の新たな可能性「有孔ボードDIY」
部屋の限られたスペースを有効活用し、見た目もすっきりとさせたいと考える方は多いでしょう。特にデスク周りや作業スペースでは、小物やツールが散乱しがちです。そこで注目したいのが、壁面を利用した収納です。
壁面収納の代表格である有孔ボードは、専用のフックやパーツを自由に組み合わせて、多様なアイテムを効率的に整理・ディスプレイできる優れたアイテムです。しかし、本格的なものを揃えるには費用がかかる場合もあります。
本記事では、100円ショップで手軽に手に入るアイテムを活用し、オリジナル有孔ボード風の壁面収納をDIYする方法をご紹介します。短時間で完成し、特別な工具やスキルは不要なため、DIY初心者の方や忙しい方にも取り組みやすい内容となっています。
100円ショップアイテムで揃える有孔ボード風DIYの材料
このDIYで必要となる主な材料は、全て100円ショップで調達可能です。店舗によっては品揃えが異なる場合がありますので、いくつかの店舗を回ってみると良いでしょう。
基本材料リスト
- ワイヤーネット: 有孔ボードの代わりとして使用します。複数枚を組み合わせて大きな面を作ることも可能です。サイズや目の大きさが数種類ありますので、用途や設置場所に合ったものを選んでください。
- ワイヤーネット連結ジョイントまたは結束バンド: ワイヤーネット同士を固定したり、フックなどを取り付ける際に使用します。結束バンドは汎用性が高く、様々な固定に役立ちます。
- 壁面固定用アイテム: 設置方法によって必要なものが異なります。
- 粘着フック（壁に穴を開けたくない場合、耐荷重を確認）
- 石膏ボード用フックやピン（壁に小さな穴が開いても良い場合、しっかり固定したい場合）
- 突っ張り棒（立てかけ式にする場合）
- 収納用アイテム: 有孔ボード風に引っ掛けて使う小物類です。
- S字フック
- ワイヤーかごやバスケット（ワイヤーネットに引っ掛けられるタイプ）
- 木製ピンチやクリップ
- ペン立てや小物入れ（結束バンドなどで固定可能なもの）
あると便利なアイテム
- ニッパー: 結束バンドを切る際に便利です。
- メジャー: 設置場所の寸法を測ったり、ワイヤーネットを配置する際の目安にしたりします。
- 油性ペン: ワイヤーネットに印をつけたり、結束バンドの余分な部分を塗ったりするのに使えます。
短時間で完成！有孔ボード風壁面収納の作り方
基本的な組み立てと設置は非常にシンプルです。ここでは、ワイヤーネットを複数枚使って壁面に固定する例と、突っ張り棒で立てかける例をご紹介します。
方法1：複数枚のワイヤーネットを組み合わせて壁に固定する
- 配置の計画: 設置したい壁面のサイズや、収納したいものの量を考慮し、何枚のワイヤーネットをどのように配置するかを決めます。縦に並べるか、横に並べるか、L字型にするかなど、自由にデザインできます。
- ワイヤーネットの連結: 複数枚のワイヤーネットを連結ジョイントまたは結束バンドを使ってしっかりと固定します。連結ジョイントを使うと比較的きれいに仕上がりますが、結束バンドでも強度を確保できます。固定する箇所を増やし、ぐらつきがないようにしてください。
- 壁への仮当てと固定箇所の決定: 組み立てたワイヤーネットを壁に当て、設置位置を決めます。壁面固定用アイテムを取り付ける位置に印をつけます。耐荷重を考慮し、均等に複数箇所で固定するのが望ましいです。
- 壁面固定用アイテムの取り付け: 選んだ固定アイテムの説明書に従い、壁に取り付けます。粘着フックの場合は壁面の清掃を忘れずに行ってください。石膏ボード用フックなどは、指定された方法で確実に固定します。
- ワイヤーネットの設置: 壁に取り付けた固定アイテムに、組み立てたワイヤーネットを引っ掛けたり、固定したりします。結束バンドなどでさらに固定箇所を増やすと、より安定します。
- 収納アイテムの取り付け: S字フックやワイヤーかごなどをワイヤーネットの格子部分に自由に引っ掛けて、収納スペースを完成させます。結束バンドを使ってペン立てなどを固定することも可能です。
方法2：突っ張り棒を使って立てかける（壁に穴を開けない）
- 設置場所とサイズの確認: 設置したい場所（例えばデスクの後ろや部屋のコーナーなど）に突っ張り棒が使えるか、ワイヤーネットのサイズが合うかを確認します。
- 突っ張り棒の設置: 設置したい高さに突っ張り棒を2本（またはそれ以上）平行に取り付けます。ワイヤーネットの幅に合わせて、適切な間隔を空けてください。
- ワイヤーネットの設置: 組み立てたワイヤーネット（1枚または複数枚を連結したもの）を、設置した突っ張り棒に立てかけるように載せます。
- 固定（任意）: ワイヤーネットがずり落ちないように、突っ張り棒とワイヤーネットを結束バンドなどで固定するとより安定します。
- 収納アイテムの取り付け: S字フックなどを活用して、小物を収納・ディスプレイします。立てかけ式の場合、あまり重いものを載せると不安定になる可能性があるため注意が必要です。
応用とアレンジ：自分だけの壁面空間を作る
完成した有孔ボード風壁面収納は、使い方次第で様々なアレンジが可能です。特に男性的な趣味や実用的なアイテムの収納に適しています。
- デスク周りの整理: ペン、ハサミ、カッターなどの文房具、USBメモリやSDカードなどのガジェット小物、眼鏡、ヘッドホンなどをS字フックや小型のかごにまとめて整理できます。ツール系の収納にも便利です。
- 趣味のアイテムディスプレイ: プラモデル制作用の工具、ミニチュアコレクション、キーホルダーなどをS字フックや小さな棚に並べて見せる収納として活用できます。
- 玄関での活用: 鍵、靴べら、折りたたみ傘などを掛けておくと、外出時の身支度がスムーズになります。
- 見栄えを良くする: ワイヤーネットや結束バンドの色を統一したり、木製ピンチやクリップで写真を飾ったりすることで、空間の雰囲気をアレンジできます。結束バンドの余分な部分はニッパーできれいに切り落とすと、見た目がすっきりします。
まとめ：手軽なDIYで快適な空間を実現
100円ショップのアイテムを活用することで、壁に穴を開けることなく、あるいは小さな穴で、手軽に有孔ボード風の壁面収納を実現することが可能です。このDIYは短時間で完了し、特別なスキルや高価な材料は一切不要です。
完成した壁面収納は、デスク周りの効率化、趣味のアイテムの整理・ディスプレイ、または玄関の小物収納など、様々な用途で活躍します。配置するアイテムや収納方法を工夫することで、自分にとって最も使いやすく、見た目にも満足できる空間を作り出すことができます。
ぜひこの記事を参考に、100円ショップアイテムを使った壁面収納DIYに挑戦し、より快適で機能的な空間を実現してください。