100円ショップのアイテムでつくる!観葉植物用のシンプルスタンド&鉢カバーDIY
部屋に緑を、手軽にプラス:100均アイテムで実現する観葉植物DIY
自宅やオフィスに観葉植物を置くことは、空間に彩りと安らぎをもたらす良い方法です。しかし、植物を置くための適切なスタンドが見つからなかったり、市販の鉢カバーが高価だったり、既存のプラスチック鉢がインテリアに馴染まなかったりといった課題を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、仕事で忙しい日々を送る中でも、手軽に短時間で完成できる100円ショップのアイテムだけを使った、観葉植物用のシンプルスタンドと鉢カバーのDIYアイデアをご紹介します。特別な工具やスキルは不要で、材料調達も100円ショップで完結します。お好みのデザインや設置場所に合わせてアレンジすることで、部屋の雰囲気をより一層向上させることができます。
【DIYアイデア1】シンプル観葉植物スタンドの作り方
観葉植物を床や棚にそのまま置くのではなく、少し高さを出すことで、視覚的なアクセントになり、空間に立体感が生まれます。ここでは、手軽な木材を使ったシンプルなスタンドの作り方を解説します。
必要な100円ショップアイテム
- 木材(例: 角材、板材、木製ラックの棚板など)
- 木工用ボンド
- 必要に応じて、木ネジや釘
その他必要なもの
- のこぎり(100円ショップでも購入可能なものがあります)
- メジャー、鉛筆
- ドライバー(ネジを使用する場合)
作り方
- 木材のカット: 設置したい場所や植物のサイズに合わせて、スタンドの高さと幅を決めます。ここでは、最もシンプルな「コの字型」または「四角い枠に短い脚をつけた形」を想定します。メジャーと鉛筆を使って木材に印をつけ、のこぎりで慎重にカットします。カットする木材の数は、設計する形状によって異なります。例えば、コの字型なら3本、四角い枠に脚なら枠用の4本と脚用の4本などです。
- 組み立て: カットした木材を木工用ボンドで接着します。より強度が必要な場合は、ボンドが乾く前に木ネジや釘で固定します。直角に正確に固定できるよう、クランプなどがあれば便利ですが、手でしっかりと押さえつけても構いません。
- 乾燥・仕上げ: ボンドが完全に乾くまで放置します。必要であれば、サンドペーパーで角を滑らかにしたり、お好みの塗料やニスで塗装したりすることで、耐久性やデザイン性を向上させることができます。
ポイント
- 使用する木材は、加工しやすい柔らかい木材を選ぶと良いでしょう。
- 正確なカットと接着が、完成品の安定性に影響します。
- 塗装することで、水濡れや汚れから木材を保護できます。
【DIYアイデア2】おしゃれな鉢カバーの作り方
味気ないプラスチック鉢や、インテリアに合わないデザインの鉢を隠し、手軽におしゃれな雰囲気を加える鉢カバーのDIYアイデアです。
必要な100円ショップアイテム(アイデアごとに選択)
- アイデアA (ワイヤーネット): ワイヤーネット、結束バンド、(必要に応じて)布やフェルト
- アイデアB (布・麻ひも): 好みの布、麻ひも、グルーガンまたは両面テープ
- アイデアC (木箱): 木製の箱、必要に応じて塗料やリメイクシート
その他必要なもの
- ニッパー(ワイヤーネット用)
- ハサミ
- (アイデアBの場合)グルーガンまたは強力両面テープ
- (アイデアCの場合)カッターやハサミ(リメイクシート用)
作り方(アイデアA:ワイヤーネットの場合)
- サイズ合わせ: 観葉植物の鉢の高さと円周に合わせて、ワイヤーネットを準備します。鉢の高さより少し高めにワイヤーネットを用意し、円周よりも少し長めに用意して重ねしろを作ります。
- 形状を作る: ワイヤーネットを筒状に丸め、重ねしろの部分を結束バンドで固定します。底を作る場合は、円形のワイヤーネットを別途用意し、側面に取り付けます(ただし、水やりの際に便利なように底なしにするのがおすすめです)。
- 仕上げ(オプション): ワイヤーネットの無機質な雰囲気を隠したい場合、内側に布やフェルトを貼ったり、外側から麻ひもを巻き付けたりすることで、雰囲気を変えることができます。
作り方(アイデアB:布・麻ひもの場合)
- 布を貼る: 鉢の側面の高さと円周に合わせて布をカットします。布の端を内側に折り込み、グルーガンや強力な両面テープを使って鉢の側面に貼り付けていきます。継ぎ目は目立たないように処理します。
- 麻ひもを巻く: 素焼き鉢などに、底から縁に向かって麻ひもを隙間なく巻き付けていきます。麻ひもの端はグルーガンなどでしっかりと固定します。
作り方(アイデアC:木箱の場合)
- 木箱を選ぶ/加工する: 観葉植物の鉢が収まるサイズの木箱を選びます。サイズが合わない場合は、複数の木箱を組み合わせたり、底板を抜いたりといった簡単な加工をします。
- 仕上げ: そのままでもナチュラルな雰囲気ですが、お好みの塗料で色を塗ったり、リメイクシートを貼ったりすることで、様々なテイストに合わせることができます。
ポイント
- 鉢カバーは底がない構造にすると、水やり時に受け皿を出し入れしやすく、水はけの心配もありません。
- ワイヤーネットを使う際は、カットした端で手や鉢を傷つけないよう注意が必要です。
- 布やリメイクシートの色や柄を選ぶことで、部屋の雰囲気に合わせたカバーが作れます。
応用とアレンジのヒント
- スタンドのカスタマイズ: スタンドにキャスターを取り付ければ、植物を簡単に移動させることができます。複数の木材を組み合わせ、階段状や棚状にすることで、複数の植物をまとめて飾ることも可能です。
- カバーのデザイン変更: 鉢カバーに取っ手を付けたり、ステンシルで文字や模様を入れたりすることで、オリジナリティを出すことができます。ワイヤーネットカバーにフックを取り付け、小さなガーデンツールなどを吊るす収納としても活用できます。
- 素材の組み合わせ: スタンドの木材とカバーのワイヤーネットなど、異なる100円ショップの素材を組み合わせることで、より複雑でデザイン性の高いアイテムを作成することも可能です。
まとめ
100円ショップで手軽に揃うアイテムを活用すれば、観葉植物を飾るためのシンプルながらも機能的なスタンドや、インテリアに馴染むおしゃれな鉢カバーを短時間でDIYすることができます。これらのアイデアは、特別なスキルや大掛かりな作業を必要とせず、忙しい日常の中でも気軽に挑戦できるものです。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひお部屋に緑を取り入れ、自分だけの素敵な空間づくりを楽しんでみてください。手軽なDIYで、日々の暮らしに小さな変化と喜びを加えていきましょう。