100円ショップのアイテムだけでつくる!外付けストレージ・USBメモリ用実用整理スタンドDIY
100円ショップアイテムでスマートなデスク周りを実現する
仕事や趣味でPCを使用する際、外付けストレージやUSBメモリといったデータ保存機器が増えることは少なくありません。これらの機器がデスク上に無造作に置かれていると、必要な時に見つけにくいだけでなく、デスク全体の印象も乱雑になりがちです。高価な収納グッズを購入するのではなく、手軽に整理整頓を実現したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、100円ショップで手軽に揃うアイテムだけを使用して、外付けストレージやUSBメモリを機能的に整理できるスタンドをDIYする方法をご紹介します。特別な工具や高度なスキルは不要で、短時間で完成させることが可能です。デスク周りをスマートに整え、作業効率の向上にお役立てください。
実用整理スタンドDIYの基本材料と作り方
このスタンドDIYに必要な材料は、全て100円ショップで入手可能なものです。今回は、シンプルながら安定感のある整理スタンドを作成する基本的な方法を解説します。
準備するもの
- MDF材(厚さ3mmまたは6mm程度): スタンドのベース部分と仕切りに使用します。サイズは収納したい機器の数やサイズに合わせて選びますが、A4サイズ程度のもので十分でしょう。
- 木製ブロックまたは角材: スタンドの土台として安定性を高めます。適切な高さのものを選びます。
- 木工用接着剤: 各パーツを固定するために使用します。
- カッターナイフまたは小型のこぎり: MDF材をカットするために必要です。
- 定規、鉛筆: 寸法を測り、印をつけるために使用します。
- (必要に応じて)サンドペーパー: カット面のバリ取りや仕上げに使用します。
- (必要に応じて)塗料やニス、装飾用シート: 仕上げの際に使用します。
作り方
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材料のカット:
- MDF材をスタンドのベースとなるサイズにカットします。収納したい機器の合計幅より少し余裕を持たせた長さにし、奥行きは機器が安定して立てかけられる深さに設定します。
- ベースに立てかける仕切り用のMDF材を、収納する機器の厚みに応じた幅にカットします。高さはベースの奥行きと同じか、少し短くします。必要な本数を準備します。
- 土台用の木製ブロックまたは角材を、ベースの幅に合わせてカットします。複数個用意するとより安定します。
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土台の接着:
- カットした木製ブロックを、ベースとなるMDF材の裏面に接着剤で貼り付けます。両端と中央など、バランス良く配置します。接着剤がしっかり乾燥するまで固定します。
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仕切りの取り付け:
- ベースとなるMDF材の表面に、収納したい機器の間隔に合わせて鉛筆で印をつけます。仕切り板の厚みを考慮して間隔を設定してください。
- 印をつけた位置に、カットした仕切り用のMDF材を垂直に接着剤で立てて貼り付けます。全ての仕切りを貼り終えたら、接着剤が完全に乾燥するまで動かさないようにします。
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仕上げ(オプション):
- 接着剤が乾燥したら、カットした面や全体の表面をサンドペーパーで軽く磨き、バリを取り除きます。
- お好みで塗料やニスを塗ったり、木目調やメタル調などの装飾用シートを貼ったりして、デザイン性を高めます。
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完成:
- 全ての接着剤や塗料が完全に乾いたら、外付けストレージやUSBメモリを収納して使用します。
この基本的な方法であれば、複雑な作業はほとんどなく、短時間で作業を終えることが可能です。
応用とアレンジのヒント
基本的な整理スタンドが完成したら、さらに使いやすく、あるいは見た目を自分好みにアレンジしてみることも可能です。いくつかの応用例をご紹介します。
- 収納対象に合わせたサイズ調整: 外付けHDD、SSD、USBメモリ、さらにはモバイルバッテリーなど、収納したい機器のサイズや厚みに合わせて、ベースの奥行きや仕切りの間隔を自由に調整できます。縦置きだけでなく、機器の形状によっては横置きにするためのアレンジも検討できます。
- デザインの変更: MDF材以外に、木製すのこやコレクションケース、写真立てなどを分解して材料として利用することも可能です。異なる素材感を組み合わせることで、より個性的なデザインに仕上げられます。塗装の色を変えたり、ステンシルシートで文字や模様を入れたりするのも良いでしょう。
- 機能の追加: スタンドの側面にフックを取り付けて、短い充電ケーブルやイヤホンを引っ掛けるスペースを作る。背面に板材を貼り付けて、埃の侵入を防ぎつつデザインのアクセントにする。複数のスタンドを連結して、より多くの機器を一度に整理する、といった応用も考えられます。
- 他のアイテムとの組み合わせ: 100円ショップのブックスタンドやファイルボックスなど、既存の収納アイテムと組み合わせて使用することで、より効率的なデスク周りの整理システムを構築することも可能です。
これらの応用やアレンジも、基本的に100円ショップで手に入るアイテムで実現できます。ご自身のデスク環境や収納したいものに合わせて、様々なアイデアを試してみてください。
まとめ
本記事では、100円ショップのアイテムのみを使用して、外付けストレージやUSBメモリを整理するための実用的なスタンドをDIYする方法をご紹介しました。MDF材と木工用接着剤を中心に、特別な工具や難しい工程は不要であり、仕事の合間や週末の短時間でも十分に完成させることが可能です。
増えがちなデータ機器を整理することで、デスク周りがスッキリとし、作業効率の向上にも繋がります。さらに、今回ご紹介した方法を参考に、ご自身の環境や好みに合わせて材料やデザインをアレンジすることで、より使いやすく、愛着の湧くアイテムにすることもできます。手軽に始められる100均DIYで、快適なデスク空間を実現してください。