100円ショップのワイヤーネットでつくる!デスクサイドの手軽な掛ける収納DIY
はじめに
日々の業務や作業を行うデスク周りは、効率と快適さが求められる空間です。しかし、限られたスペースに書類や筆記具、様々なガジェットなどが集まるため、気付くと煩雑になりがちです。特にデスク上のスペースが不足している場合、必要なものがすぐに手に取れず、作業効率に影響を及ぼすことも少なくありません。
このようなデスク周りの課題に対し、100円ショップのアイテムを活用したDIYは非常に有効な解決策となり得ます。高価な専用収納グッズを購入する必要はなく、手軽な材料と短時間で、機能的な収納スペースを作り出すことが可能です。
本記事では、100円ショップで入手できるワイヤーネットとその関連アイテムを用いた、デスクサイドの「掛ける収納」DIYアイデアをご紹介します。この方法は、デスクの側面や背面といったデッドスペースを活かすことで、デスク上の貴重なスペースを確保しつつ、よく使うアイテムを整理して配置できる点が特長です。特別な工具や複雑な工程は不要なため、DIYに慣れていない方や、忙しくて時間をかけられない方でも簡単にお試しいただけます。
100円ショップアイテムでつくる!デスクサイドの掛ける収納DIY
このDIYは、100円ショップのワイヤーネットを基盤とし、フックやバスケットなどを組み合わせて必要なものを「掛ける」ことで収納スペースを作り出すものです。デスクに直接穴を開ける必要がなく、設置場所も柔軟に変更できます。
必要なもの
- ワイヤーネット: デスクサイドに取り付けたいサイズのものを選びます。様々なサイズが展開されています。
- ワイヤーネット固定用アイテム:
- デスクの素材や形状に応じて選択します。
- 例: 結束バンド(デスクの脚やフレームに固定する場合)、強力な粘着フック(壁やデスク側面に取り付ける場合)、S字フック(既存の棚などに掛ける場合)、突っ張り棒(デスクと壁の間などに固定する場合)。
- ワイヤーネット用フック、バスケット、ラックなど: 収納したいアイテムに合わせて選びます。
- 例: S字フック(ケーブル、ヘッドホンなど)、ワイヤーネット用専用フック(ハサミ、ペンなど)、ワイヤーバスケット(メモ帳、小型ガジェット、ツール類など)、ペン立てラック。
- 必要に応じて: ニッパー(結束バンドを切る場合)、カッター(粘着フックの剥離紙を切る場合)
これらのアイテムは全て100円ショップで揃えることが可能です。
作り方
手順は非常にシンプルです。
- ワイヤーネットを配置する場所を決める: デスクの側面、背面、あるいはデスク周辺の壁など、収納スペースを設けたい場所を選びます。
- ワイヤーネットを固定する: 選んだ固定用アイテムを使ってワイヤーネットを設置場所に固定します。
- 結束バンドの場合: ワイヤーネットをデスクの金属フレームや脚などに合わせ、結束バンドでしっかりと固定します。複数の箇所を固定することで安定性が増します。
- 強力な粘着フックの場合: 取り付け面の埃や油分をよく拭き取り、粘着フックを壁やデスク側面に貼り付け、ワイヤーネットを掛けます。粘着面がしっかりと固定されるまで時間を置くことを推奨します。
- S字フックの場合: 既存の棚板やラックのポールなどにS字フックを掛け、そこにワイヤーネットを吊り下げます。
- 突っ張り棒の場合: 突っ張り棒を垂直または水平に設置し、そこにワイヤーネットを結束バンドなどで固定します。
- フックやバスケットを取り付ける: ワイヤーネットに収納したいアイテムに合ったフックやバスケットを配置します。アイテムのサイズや使用頻度を考慮してレイアウトを決めると良いでしょう。ワイヤーネットに簡単に引っ掛けたり、差し込んだりして取り付けられます。
- アイテムを収納する: 取り付けたフックやバスケットに、ペン、ハサミ、ケーブル、メモ帳、小型ツール、ヘッドホンなどを掛けて収納します。
これで、デスクサイドの「掛ける収納」が完成です。作業中に必要なものをすぐに手に取れるようになり、デスク上がすっきりと片付きます。
ポイント
- 耐荷重を確認する: 粘着フックを使用する場合は、その耐荷重を確認し、重すぎるものを掛けないように注意してください。
- 安定性を確保する: ワイヤーネットがぐらつかないよう、しっかりと固定することが重要です。固定箇所を増やしたり、より強度のある固定方法を選んだりすることを検討してください。
- 使用頻度で配置を決める: よく使うアイテムほど、手に取りやすい高さや位置に配置すると、作業効率が向上します。
応用とアレンジ例
このワイヤーネット収納は非常に汎用性が高く、様々なアレンジが可能です。
- ガジェット関連の整理: スマートフォンやモバイルバッテリー、イヤホンなどを収納するための専用ホルダーやポケットをワイヤーネットに取り付けると便利です。使用頻度の高い充電ケーブルをフックに掛けておくのも良いでしょう。
- ツールの分類: ペン、ドライバー、カッターナイフなどのツールを種類ごとにフックや小さなカップに入れて掛けることで、必要なツールを素早く見つけることができます。
- 書類の一時置き: ワイヤーネット用の浅いバスケットを取り付ければ、一時的に置いておきたい書類や郵便物を分類して収納できます。
- 小型のディスプレイ: 軽いフィギュアやコレクションアイテムを飾るための小型ラックを取り付けることで、無骨になりがちなワイヤーネット収納に個性を加えることも可能です。
- 見た目のアレンジ: ワイヤーネットの色を変えたり(スプレー塗料を使用するなど)、フェイクグリーンやポストカードなどを一緒に飾ったりすることで、空間の雰囲気を調整できます。男性的なクールな印象にしたい場合は、黒のワイヤーネットを選んだり、メタル調のフックを使用したりするのがおすすめです。
ワイヤーネットと100円ショップの様々なアイテムを組み合わせることで、用途や好みに合わせた多様な収納を作り出すことができます。
まとめ
デスク周りの整理整頓は、作業効率の向上だけでなく、気持ち良く仕事や趣味に取り組むためにも重要です。本記事でご紹介した100円ショップのワイヤーネットを使った「掛ける収納」DIYは、限られた時間や予算の中でデスク環境を改善したい方に最適な方法です。
特別なスキルや工具は不要で、材料は全て100円ショップで手軽に揃います。簡単な手順で、デスクサイドのデッドスペースを有効活用し、よく使うアイテムを機能的に収納できるようになります。ぜひこのアイデアを参考に、ご自身のデスク周りをより快適な空間に整えてみてください。手軽に始められるDIYで、日々の作業がよりスムーズになることを願っております。