100円ショップのアイテムだけでつくる!デスク周りを明るくする手軽な補助照明DIY
はじめに
仕事や作業でデスクに向かう際、部屋全体の照明だけでは手元が暗く感じたり、特定の場所に十分な明るさが確保できないことがあります。このような場合、補助照明は作業効率の向上や目の負担軽減に役立ちます。しかし、市販のデスクライトは場所を取ったり、デザインが既存のインテリアに合わなかったりすることもあります。
本記事では、100円ショップで手軽に手に入るアイテムのみを使用して、デスク周りや作業スペースにちょうど良い補助照明をDIYする方法をご紹介します。限られた時間の中でも簡単に作成でき、コストを抑えながら空間の快適性を高めることができるアイデアです。
100円ショップアイテムでつくる手軽な補助照明
今回ご紹介するのは、シンプルで設置しやすい小型の補助照明です。特定のエリアをピンポイントで照らしたり、間接的に周囲を明るくしたりする用途に適しています。
必要な100円ショップアイテム
- MDF材または木製プレート(適当なサイズのもの、例:15cm x 20cm程度) 2枚
- スティック型または小型のLEDライト(電池式のもの) 1個〜複数個
- 木工用ボンド
- カッターナイフまたは小さなのこぎり(MDF材の厚みによる)
- 定規、鉛筆
作り方
- 材料の準備: MDF材または木製プレートのうち1枚を底板として、もう1枚をライトを固定するための壁部分として使用します。壁部分となる方の板を、必要な高さに合わせてカットします。例えば、幅15cmの板を高さ10cmにカットするなど、設置したい場所やライトのサイズに合わせて調整してください。
- 組み立て: 底板の端に、カットした壁部分の板を木工用ボンドで垂直に貼り付けます。L字型になるようにしっかりと固定してください。ボンドが完全に乾くまで待ちます。乾燥時間は製品によって異なりますので、パッケージの表示をご確認ください。
- ライトの固定: ボンドが乾いてベースが安定したら、L字型の壁部分にLEDライトを取り付けます。スティック型のライトであれば、両面テープ(別途100円ショップで購入可)などで貼り付けるのが簡単です。小型のスポットライト型であれば、角度を調整できるようにマジックテープなどで仮止めし、最適な位置を決めてから固定することも可能です。ライトの向きは、照らしたい方向(デスク上、壁面など)に合わせて調整してください。
- 仕上げ: そのままでも使用できますが、必要に応じて塗装をしたり、木目調や金属調のリメイクシートを貼ったりすることで、よりお好みの雰囲気に仕上げることができます。これにより、既存の家具やインテリアとの調和を図ることができます。
ポイントと注意点
- 使用するLEDライトは必ず電池式のものを選んでください。コンセント式は配線が複雑になる上、安全上の問題も考慮する必要があります。
- LEDライトの発光色(昼白色、電球色など)や明るさは、設置場所や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。手元作業用であれば明るめの昼白色、リラックスしたい雰囲気作りには電球色が適しています。
- MDF材はカッターでも加工しやすいですが、厚みがある場合は小さなのこぎりを使用すると安全かつきれいにカットできます。作業の際は怪我に十分ご注意ください。
- ボンドで貼り合わせる際は、しっかりと圧着し、完全に乾燥させることが強度を保つ上で重要です。
応用とアレンジ
この基本的なL字型照明は、さまざまなアレンジが可能です。
- 複数のライトを使用: ベースを長くしたり、壁部分を複数立てたりして、複数のLEDライトを設置することで、より広い範囲を照らしたり、異なる種類のライトを組み合わせたりできます。
- デザインの変更: L字型だけでなく、箱型にしてライトを内蔵したり、クリップを取り付けてモニターや棚に挟めるように改造したりすることもできます。クリップ式のライト自体を土台に取り付けるだけでも、角度調整が容易な照明になります。
- 機能の追加: スマートフォンを立てかけられる溝を付け加えたり、ペン立てや小物入れを一体化させたりするなど、他の機能を組み合わせることも可能です。
- 素材の変更: MDF材や木製プレートの代わりに、プラスチックケースや金属メッシュなど、100円ショップで入手できる他の素材を使って、異なる質感やデザインの照明を作成することも面白いでしょう。
まとめ
100円ショップのアイテムを組み合わせるだけで、デスク周りの快適性を向上させる補助照明を簡単に作成できます。特別な工具や高度な技術は必要ありません。わずかな時間とコストで、手元の明るさを確保し、作業効率を高めたり、空間に心地よいアクセントを加えたりすることが可能です。
今回ご紹介したアイデアを参考に、ご自身のデスク周りの状況や好みに合わせてアレンジを加え、ぜひオリジナルの補助照明づくりに挑戦してみてください。手軽なDIYで、日々の作業環境をより良いものにできるはずです。