100円ショップのアイテムだけでつくる!デスクやテレビ周りのケーブル収納ボックスDIY
デスク周りやテレビ周りの配線は、気がつくとごちゃつきがちです。見た目が気になるだけでなく、掃除の際に邪魔になったり、思わぬ断線の原因になったりすることもあります。しかし、これらのケーブルや電源タップを隠すための専用収納グッズは、意外と価格が高かったり、希望のサイズが見つからなかったりすることがあります。
そこで今回は、100円ショップで手軽に手に入るアイテムだけを利用して、デスク下やテレビ裏のケーブル、電源タップをまとめてスッキリ収納できるボックスをDIYする方法をご紹介します。難しい工程はなく、短時間で完成させることができますので、仕事の合間や週末のわずかな時間でも取り組んでいただけます。
100円ショップアイテムで作るケーブル収納ボックスの基本アイデア
このDIYでは、主に木箱やプラスチック製のケースをベースとして使用し、側面にケーブルを通すための穴を開けて電源タップやケーブルを内部に収めます。見た目を考慮して、蓋や目隠しを取り付けることで、より生活感を隠すことが可能です。使用するアイテムはすべて100円ショップで揃えることができます。
準備するもの(例)
必要なものは、収納したい電源タップのサイズや、作りたいボックスのイメージに合わせて調整してください。
- 収納ボックスの本体:
- 木製ボックス(サイズは複数あり、電源タップに合わせて選択)
- プラスチック製収納ケース(通気性が良いメッシュタイプなども利用可能)
- 蓋や目隠し(木製ボックスの場合):
- 薄い木板(カッターで切れる厚さのもの)
- プラ板や厚紙
- ケーブルを通すためのアイテム:
- コードクリップ
- 結束バンドやマジックテープ式の結束バンド
- その他:
- 木工用ボンドまたは接着剤(本体の素材に合わせる)
- カッターナイフまたは小さなのこぎり(穴を開けるため)
- 定規、ペン
- 必要に応じて、サンドペーパー、塗料、リメイクシートなど
作り方手順
短時間で完成する基本的な手順をご紹介します。
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設計と印付け:
- 収納したい電源タップやケーブルの量を考慮し、適切なサイズのボックスを選びます。
- ボックスの側面(電源コードが出ていく方向)に、ケーブルを通すための穴の位置とサイズをペンで印付けします。使用するケーブルの太さや本数に合わせて、少し大きめに印をつけます。
- 木製ボックスをベースにする場合、蓋や目隠しにする木板をボックスの内寸に合わせてカットするための印も付けます。
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穴あけ:
- 印をつけた箇所を、カッターナイフや小さなのこぎりを使って慎重に切り抜きます。プラスチックケースの場合はカッターナイフで比較的簡単に切り抜けます。木製ボックスの場合は、のこぎりを使うと安全です。切り口がささくれる場合は、サンドペーパーで軽く整えると仕上がりがきれいになります。
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本体の組み立て・加工:
- 木製ボックスを使用する場合、必要であれば表面をサンドペーパーで磨き、好みの色に塗るかリメイクシートを貼ります。塗装やシート貼りは穴を開ける前に行う方が作業しやすい場合もあります。
- ボックスが完成したら、穴からケーブルがスムーズに出入りできるか確認します。
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蓋・目隠しの取り付け(木製ボックスの場合):
- 印をつけた薄い木板などをボックスの内寸または外寸に合わせてカットします。ボックスの内側に取り付ける場合は、ぴったり収まるサイズに調整します。
- カットした板をボックスの上部に木工用ボンドや接着剤で固定し、蓋とします。電源タップのスイッチを操作しやすいように、一部を開けておくか、蓋に穴を開けるなどの工夫も可能です。プラスチックケースの場合は、付属の蓋をそのまま利用するか、蓋にもケーブル用の穴を開けて使用します。
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ケーブルの収納と整理:
- 作成したボックスの中に電源タップを入れ、ケーブルを側面の穴から外に出します。
- ボックス内部でケーブルが絡まらないように、コードクリップや結束バンドを利用してまとめます。これにより、ボックス内がスッキリし、熱がこもりにくくなります。
- 必要に応じて、ボックスの底面に滑り止めシールなどを貼ると、設置場所でずれにくくなります。
応用とアレンジ
- サイズ変更: 複数の電源タップや大きなアダプターを収納したい場合は、大きめのボックスを使用したり、複数のボックスを連結させたりすることで対応できます。
- デザイン性の向上: 好みの色に塗装したり、ステッカーやステンシルで模様をつけたりすることで、部屋のインテリアに合わせたデザインに仕上げることができます。男性向けのシンプル、モノトーン、木目調などのアレンジも容易です。
- ルーターや小型機器の収納: ケーブル収納だけでなく、小型のWi-Fiルーターや外付けHDDなども一緒に収納することで、デスク周りやテレビ周りをさらにスッキリさせることが可能です。この場合、機器のサイズに合わせたボックス選びと、熱対策のための通気性の確保(穴を多めに開ける、メッシュ素材を使うなど)が重要になります。
- 設置場所への固定: デスクの下などに固定したい場合は、ボックスの背面に両面テープやマジックテープ(粘着力が強いタイプ)を取り付けて固定することも可能です。
まとめ
100円ショップのアイテムだけで作るケーブル収納ボックスは、手軽に始められ、短時間で完成するにも関わらず、部屋の印象を大きく改善できる実用的なDIYです。ごちゃつきがちな配線をスッキリ整理することで、見た目が美しくなるだけでなく、掃除がしやすくなったり、快適な作業・リラックス空間を保つことにも繋がります。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひご自身の部屋に合ったケーブル収納ボックス作りに挑戦してみてください。少しの工夫で、日々の生活がより快適になることを実感できるはずです。