100円ショップのアイテムで作る!シンプルで実用的なブックエンドDIY
はじめに
デスク周りや棚の書籍、ファイルなどを整理する際に役立つブックエンドは、空間をすっきりと見せるための重要なアイテムです。しかし、デザインや素材にこだわると価格が高くなりがちなのも事実です。この記事では、100円ショップで手軽に揃えられるアイテムだけを使用し、短時間で完成するシンプルかつ実用的なブックエンドのDIY方法をご紹介します。特別な工具や難しい工程は一切不要ですので、DIY初心者の方でも気軽に取り組んでいただけます。
必要な材料と工具
このブックエンドDIYに必要な材料と工具は、すべて100円ショップで調達可能です。
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材料:
- MDF材または木材の板(厚さ5mm〜9mm程度、任意の幅のもの): 2枚(ブックエンド1組分)
- L字金具: 2個(板の幅に合ったサイズ)
- 木工用ボンド
- お好みの塗料(水性塗料やスプレー塗料など)
- 必要に応じて、滑り止めシートやフェルトシール
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工具:
- カッターナイフまたはのこぎり(MDF材の種類による)
- 定規
- 鉛筆
- プラスドライバー(L字金具のネジに合うもの)
- サンドペーパー(番手は問いませんが、中目程度があると表面が滑らかになります)
- 筆または刷毛(塗料を使用する場合)
作成手順
1. 材料の準備とカット
まず、MDF材または木材を準備します。棚の高さや収納したい物の量に合わせて、適切なサイズを決めます。例えば、高さ15cm、奥行き10cm程度のブックエンドを作る場合、それぞれの板をそのサイズにカットします。MDF材であれば、厚さによってはカッターナイフで複数回切り込みを入れることで比較的容易にカットできます。木材の場合はのこぎりを使用してください。怪我には十分注意して作業を行ってください。
カットした断面は、サンドペーパーで軽く研磨し、ささくれやバリを取り除くと仕上がりが綺麗になります。
2. L字金具の取り付け
L字金具を使用して、カットした2枚の板を直角に組み合わせます。それぞれの板の底面と側面に当たる部分に、L字金具を合わせ、鉛筆でネジ穴の位置に印をつけます。
印をつけた位置に、プラスドライバーを使ってネジでL字金具を固定します。ネジは無理に締めすぎず、板を傷つけないように注意してください。L字金具は板の内側に取り付けると、外から見えにくくなります。
3. 接着による補強
L字金具での固定に加え、木工用ボンドで接着することで、より強度を高めることができます。板が直角になるように位置を調整しながら、接合面に木工用ボンドを塗布し、しっかりと圧着します。ボンドがはみ出した場合は、濡らした布などで拭き取ってください。ボンドが完全に乾くまで、しばらく時間を置いてください。
4. 塗装と仕上げ
ボンドが完全に乾いたら、お好みの塗料を使って塗装します。男性向けのシンプルなデザインを目指すなら、マットブラックやグレー、木目を活かしたクリア塗装などがおすすめです。塗装は一度に厚塗りせず、薄く重ね塗りするとムラになりにくく、綺麗な仕上がりになります。
塗料が完全に乾いたら、必要に応じてブックエンドの底面に滑り止めシートやフェルトシールを貼り付けます。これにより、棚板の上で滑りにくくなり、また棚板を傷つけるのも防げます。
応用と活用方法
- 異なるアイテムの収納: 書籍だけでなく、ファイルボックス、CDやDVD、ゲームソフト、あるいはタブレットや小型ノートPCなどを立てておくのにも活用できます。
- サイズ変更: 棚のサイズや収納したい物に合わせて、板のサイズを自由に変更できます。大きなものを支える場合は、より厚い板を使用したり、L字金具を増やしたりすると強度が増します。
- 重さの追加: 薄い板で作った場合、軽い本などを支えるのには十分ですが、重い書籍などを支える際には不安定になることがあります。その場合は、ブックエンドの底面に重りを付ける、あるいは中に砂や石などを入れた袋を仕込むといった工夫で、安定性を高めることができます。
- 複数作成して連結: 同じブックエンドを複数作成し、必要に応じて横に並べて使用することで、長い棚の整理にも対応できます。
まとめ
100円ショップで手軽に揃うアイテムだけで、シンプルで実用的なブックエンドを作成する方法をご紹介しました。このDIYは、限られた時間でも取り組むことができ、デスク周りや棚の整理にすぐに役立てることができます。材料や色、サイズを工夫することで、ご自身の空間に合わせたブックエンドを作ることが可能です。ぜひ、この機会に100円ショップアイテムを使ったDIYに挑戦し、身の回りを整理整頓してみてください。